×

総裁選 党員党友票で河野氏“1位”見通し

2021年9月29日 14:03
総裁選 党員党友票で河野氏“1位”見通し

事実上の次の総理大臣を決める自民党の総裁選挙は、議員による投票が始まりました。ただ、1回目による投票では決まらず、決選投票にもつれ込む見通しです。

全国の党員・党友の票の集計が行われていますが、河野氏が他の候補を引き離して1位になる見通しです。ただ、焦点は、決選投票で逆転があるかどうかで、各陣営は、投票に先だって集会を開きました。

河野ワクチン担当相
「きょうの総裁選挙、みなさんとともにしっかりと戦い、しっかりと勝ち抜いてまいりたいと思います。新しい日本を前に進めるため、みなさんのお力をお貸しください」

岸田前政調会長
「私は最後の最後まで、緊張感を切らさず強い覚悟で、勝利に向けて努力をしていきたいと存じます」

高市前総務相
「皆様と共にこの政策を実現できる、その日を必ずその日を心待ちにして。近いですよ。勝ちにいきましょう」

野田幹事長代行
「自民党はまだまだ大丈夫、これからも大丈夫というところをこの総裁選挙でしっかりと党員だけじゃなく、その外側にいる党派関係ない人々に届くよう、最後まで全力を尽くして頑張ることをお約束します」

自民党の各都道府県連は、29日朝から党員・党友票の開票を行いました。日本テレビの取材では、河野氏は北海道、福島、東京、神奈川など36都道府県で1位となりました。岸田氏は、地元・広島のほか、山形、山梨など少なくとも8県で1位になりました。高市氏は地元・奈良県で1位、野田氏も地元・岐阜で1位となっています。

河野氏の陣営の議員は、「河野氏が党員票で圧勝しているのに、これを決選投票で2位と3位の連合でひっくり返すのは良くないだろう」と語りました。一方、決選投票で逆転を狙う岸田氏陣営の幹部は、「党員票もしっかり積み上げてきた。手応えはある」と勝利への自信を見せています。