岸田総裁「あす中に」4日の組閣へ人事調整
自民党の岸田総裁は2日、党本部で週明け4日の組閣に向けて人事の調整を進めました。
岸田総裁「(Q:政権発足に向けてどのような話し合いをしたか)引き続き作業を進めてます。しっかり人事固めたいと思ってます」
閣僚人事のための協議には、官房長官に内定している松野博一元文部科学大臣のほか、官房副長官に内定している木原誠二衆議院議員や、磯崎仁彦参議院議員らが加わりました。
岸田総裁は記者団に、「あす中には実質、決めたいと思っている」と述べました。
その顔触れですが、二階派に所属する小林鷹之衆議院議員の初入閣が検討されています。小林氏は当選3回の46歳。二階派の幹部は「岸田総裁側から『老・壮・青を考えて、若手の小林氏を入閣させたい』と打診があった」と明らかにしました。
また、岸田派の金子恭之元国土交通副大臣を初入閣させる方向で調整を進めています。
さらに、総裁選で岸田氏を支持した無派閥の後藤茂之政調会長代理の入閣も検討されていて、厚生労働大臣での起用が取りざたされているほか、細田派の末松信介参議院国対委員長の起用が検討されています。
岸田総裁は、総裁選で争った候補を起用する考えを示していることから、野田聖子幹事長代行の入閣も有力となっています。