衆議院解散 事実上の選挙戦に突入
14日午後、衆議院が解散されました。衆議院選挙は今月19日公示、31日投開票の日程で行われる予定ですが、与野党は14日から事実上の選挙戦に入ります。
午後1時から行われた衆議院本会議で、大島衆議院議長が解散詔書を読み上げ、衆議院は憲法7条に基づいて解散されました。衆議院選挙は今月19日公示、31日投開票の日程で行われる予定です。
岸田首相は就任から10日後に解散に踏み切った形で、解散から投開票までは17日間と戦後最短。異例の短期決戦となります。
岸田首相は14日朝、記者団に対し「これからも、この選挙を通じ、しっかりと我々が何をしようとしているのか、何を目指しているのか訴えていきたい」と意気込みを語りました。
選挙戦では新型コロナウイルス対策や、中間層への分配を重視する看板政策である「新しい資本主義」を訴える考えです。
一方、立憲民主党の枝野代表は、与党側が予算委員会の開催に応じなかったことを念頭に「具体的な説明をした上で国民の信を仰ぐのが本来の筋だ。そこから逃げた形での解散になったことは、日本の民主主義のために甚だ残念だ」などと述べました。
選挙戦を通じては、新型コロナの第6波に備えた水際対策の強化や、「隠す、ごまかす、改ざんする政治をまっとうな政治に変えていく」などとして政権選択を訴える考えです。
衆議院選挙が行われるのは、2017年10月以来の4年ぶり。小選挙区289、比例代表176の465議席を争う戦いとなります。
<衆議院解散時の各党議席数>
自民党 276
立憲民主党 110
公明党 29
共産党 12
日本維新の会 10
国民民主党 8
社民党 1
希望の党 1
れいわ新選組 1
NHKと裁判してる党 1
無所属 12
欠員 4