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衆院解散受け 各党代表が選挙戦へ意気込み

2021年10月14日 17:38
衆院解散受け 各党代表が選挙戦へ意気込み

14日午後、衆議院が解散されました。これを受けて、今月31日に投開票が行われる予定の衆議院選挙に向け、事実上の選挙戦がスタートします。

衆議院の解散を受け、各党の代表が、選挙戦に向けた意気込みを語りました。

岸田総理大臣「これから厳しい戦いが控えております。ぜひ力を合わせて全力で戦いぬきたい。お力添えを心からお願い申し上げます」

岸田総理大臣は、解散後、国会内で自民党幹部に対し、一致結束して選挙戦に臨むことを呼びかけました。

公明党・山口代表「このたびの選挙は、まさにコロナ克服、そして日本再生、これを担う政権をどこに委ねるか、公明党、そして自民党の連立政権しかないと、確信をいたします」

立憲民主党・枝野代表「コロナ対策を抜本的に変える、しっかりと日本の豊かさを公平、適正に分配することでこそ、日本の経済は回っていく。政治をまっとうな政治へと取り戻していく、わたしたちには明確な旗印がある」

共産党・志位委員長「最大の争点はやはり自公政権をこのまま続けるのか、それとも新しい政権に変えるのか。政権交代選挙にしていきたい」

日本維新の会・馬場幹事長「日本維新の会は、改革の本家本元。この間の岸田新総理の所信表明、聞きますと、改革マインドが薄れてしまっているんじゃないかと」

国民民主党・玉木代表「『自己都合解散』かなと思います。最大の争点の一つは、やはりコロナで傷ついた経済社会をいかに立て直せるか、そのことを各党競い合う、そういった選挙だと思います」

社民党・福島党首「逃げるな岸田総理、ぼろ隠し解散は許さないと、生存のための政権交代を目指して、社民党は全力でがんばってまいります」

れいわ新選組・山本代表「(争点は)徹底的なコロナ対策、そしてもう一つは徹底的な政府の財政出動、この二つだと思ってます」

NHK党・立花党首「NHKの被害を救済していくことと、被害が出ないようにするためのスクランブル放送の実施をするというのが、主な公約になります」

岸田総理は、このあと臨時閣議を開き、衆議院選挙の日程を今月19日公示、31日投開票と正式に決定します。

衆院選の争点は、新型コロナ対策や、岸田総理が掲げる「新しい資本主義」などの経済政策の是非のほか、9年近くに及んだ、安倍政権・菅政権に対する評価などになる見通しです。

野党は、候補者の一本化による選挙協力を進めていて、自民党の閣僚経験者は、「厳しい選挙になる」と語るなど、4年ぶりとなる政権交代をかけた選挙は、激しい戦いとなりそうです。