自民単独過半数巡り“選挙区約4割で攻防”
衆議院選挙を3日後に控え、NNNと読売新聞は終盤の情勢調査を行いました。自民と公明の与党は過半数を超える勢いであるものの自民党単独での過半数獲得をめぐっておよそ4割の選挙区で激しい攻防となっています。
終盤の情勢調査では、自民党と公明党の与党は序盤に引き続き、過半数を確保する勢いを維持していることがわかりました。しかし、自民党は、公示前の276議席から議席を減らす情勢です。
候補者を立てた、およそ4割の選挙区で接戦となっていて一部の選挙区では劣勢を強いられており、単独過半数233議席の確保をめぐり、激しい攻防を続けています。
公明党は、公示前の29議席を超える勢いを維持しています。一方、立憲民主党は、序盤の勢いのまま、公示前の議席から上積みし、130議席を上回る勢いです。
共産党は、公示前よりも議席を増やす見通しですが、序盤より、やや勢いを失っています。
日本維新の会は、序盤よりも、さらに勢いを増し、公示前より大きく伸ばし、30議席台の半ばをうかがう勢いです。
国民民主党は、公示前の8議席前後は確保しそうな情勢です。
また、社民党とれいわ新選組は1議席を確保できそうなほか、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得が厳しい情勢です。
しかし、一定数の回答者が小選挙区や比例代表で投票する候補者や政党をあげておらず、投票日に向けて情勢が変化する可能性もあります。
■NNN・読売新聞 衆院選「終盤」情勢調査
10月26日~28日に全国289選挙区で実施
コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使用
調査員による調査と自動音声調査を組み合わせた合計18万2039人が回答