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第2次岸田内閣が発足へ 閣僚人事に着手

2021年11月10日 17:21
第2次岸田内閣が発足へ 閣僚人事に着手

特別国会が10日、召集され、岸田総理大臣が第101代内閣総理大臣に選出されました。

松野官房長官が閣僚名簿を読み上げました。総理官邸には閣僚が続々と呼び込まれています。

細田衆院議長「本院において内閣総理大臣に指名することに決まりました」

衆議院で行われた総理大臣指名選挙では、岸田総理が297票を獲得しました。一方、立憲民主党の枝野代表は衆議院選挙で議席を減らした責任をとり、12日、辞任する予定ですが、共産党などの票も集めて108票でした。

岸田総理は参議院でも指名され、第101代内閣総理大臣に選出されました。

これを受け岸田総理は、公明党の山口代表と会談した上で組閣本部を設置し、閣僚人事に着手しました。自民党幹事長に就任した茂木前外務大臣の後任に林元防衛大臣をあて、その他の閣僚については再任となります。皇居での認証式などを経て第2次岸田内閣が発足します。

──自民党と公明党は10日、18歳以下への10万円の給付をめぐって年収960万円の所得制限を設けることで合意しましたが、背景には何があったのでしょうか?

公明党は所得制限を設けず一律給付を求めていましたが、「ばらまき」という批判が根強く、公明側が折れた形での決着となりました。

公明党・山口代表「児童手当も960万円の所得制限で行ってると。従ってその仕組みを活用すれば、これはスピーディーに給付ができるというこのスピード感は評価できる。対象世帯のほぼ9割が対象になりますので大きな分断を招かないと」

山口代表は、このように自民党案を受け入れた理由を説明しました。公明党幹部は、「対象の9割をカバーできた。良いところで決着したと思う」と話しています。

また、公明党が求めていたマイナンバーカードを取得した人への3万円のポイント付与については、最大2万円分のポイントを付与することで一致しました。

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