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10万円給付 相次ぐ“全額現金”望む声

2021年12月11日 1:17
10万円給付 相次ぐ“全額現金”望む声

18歳以下への「10万円給付」について、残る5万円の給付は現金なのか、クーポンなのか――明確な指針は、10日も示されませんでした。

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東京都内の区役所で準備していたのは──

豊島区 10万円給付担当・子育て支援課長
「こちらの3点(の書類)になります。区からのご案内と、詳しいご説明と注意事項になります」

「10万円給付」の対象者にあて、来週に発送する通知の書類です。年内にも1回目の給付として、現金5万円を振り込むといいます。しかし──

豊島区 10万円給付担当・子育て支援課長
「10万円の給付は、(すべて)現金にすべきだという意見もいただいています。事務量も費用もクーポンだとかなりかかってしまうので、現金給付の方が速やかに期日までに届くことは、守られるかなと」

残る5万円の給付は現金なのか、クーポンなのか、国会では──

日本維新の会 浅田議員
「市区町村長が10万円を一括で先行して(現金で)給付した場合、あるいは5万円を2回に分けて給付した場合、何らかのペナルティーが科されるのでしょうか」

岸田総理
「制度設計については、地方自治体のご意見を伺いながら、柔軟に対応していきたいと考えます」

明確な指針は、10日も示されませんでした。

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その地方自治体からは、「現金給付」を望む声が相次ぎました。岸田総理のお膝元の広島でも──

広島・安芸高田市 石丸市長
「全額現金での給付をしたいと考えています。答えは明らかだと思います。中学生の連立方程式を解くより簡単です」

神奈川 黒岩知事
「これまでのところ『クーポンにしたい』というところは、(県内に)どこもないんですね。無条件で現金にしてくださいと」

こうした声に対し、自民党の福田総務会長は「『現金給付もありうる』と一文が入ったことで、逆に地方自治体に自由度を差し上げたいという配慮だったはずなんですが…」と述べています。

(12月10日放送『news zero』より)