岸田総理大臣は、新型コロナウイルスの飲むタイプの治療薬を、今月末から医療機関に提供すると表明しました。

新型コロナウイルスの飲むタイプの治療薬「モルヌピラビル」（メルク社）については、日本政府はすでに１６０万回分を確保しており、岸田総理は今月２４日に開かれる専門家会合の審査を経て、承認されれば年内に医療現場に届ける方針を明らかにしました。

またファイザー社の飲むタイプの治療薬については、岸田総理が１７日朝、ファイザーのブーラＣＥＯと行った電話会談で、２００万回分を確保することで基本合意したことを明らかにし、納入時期を含めた最終合意にむけ交渉を続けると説明しました。

岸田総理はさらに検査体制の強化策として、ワクチン接種が受けられない人を対象に、予約不要の無料検査をすべての都道府県で年内から開始できるように準備を進めていることを明らかにしました。