“3回目接種”間隔を6か月に~岸田首相
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種をめぐり、岸田首相は、医療従事者や高齢者施設の入所者などを対象に、2回目からの接種間隔を原則8か月から6か月に短縮することを発表しました。
岸田首相「医療従事者と高齢者、約3100万人の方々を対象として、(3回目接種の)前倒しを行います。具体的にはまず医療従事者等や重症化リスクの高い高齢者施設入所者等について、接種間隔を2か月前倒しし、6か月に短縮いたします」
新型コロナワクチンの3回目接種はこれまで、2回目からの間隔を原則8か月としていましたが、岸田首相は新たに、医療従事者や重症化リスクの高い高齢者施設の入居者などを対象に、6か月に短縮すると発表しました。
また、一般の高齢者については、来年2月以降に間隔を7か月とします。
岸田首相はまた、飲むタイプの治療薬を今月末から医療機関に提供することを表明しました。メルク社の「モルヌピラビル」についてはすでに160万回分を確保していて、今月24日に開かれる専門家会合の審査を経て承認されれば、年内に医療現場に届ける予定です。
ファイザー社の飲むタイプの治療薬については、17日朝、ブーラCEOと行った電話会談で、200万回分を確保することで基本合意したことを明らかにし、納入時期を含めた最終合意にむけ交渉を続けると説明しました。
岸田首相はさらに検査体制の強化策として、ワクチン接種が受けられない人を対象に、予約不要の無料検査をすべての都道府県で年内から開始できるように準備を進めていることを明らかにしました。