在日米軍、出国時にコロナ“検査せず”
沖縄のアメリカ軍キャンプ・ハンセンで新型コロナウイルスの感染が相次いでいる問題で、今年9月以降、国内のすべてのアメリカ軍施設で、出国時の検査が行われていなかった事が分かりました。
これは、林外相が会見で明らかにしたものです。林外相によりますと、アメリカ政府の方針に基づき、国内のアメリカ軍施設では今年9月以降、出国時の検査が免除されていたという事です。
林外相は22日、在日アメリカ軍のラップ司令官に対し「出国前や日本入国時の検査の実施」や「一層の行動制限の強化」などを求めていました。
日本側の申し入れを受け今後、在日アメリカ軍では出国時の検査を実施する方針を決めたという事です。
林外相は「アメリカ側の措置が日本の水際対策と整合的なものになるよう、連携を一層強化していく」と述べました。