外務省が在札幌ロシア総領事館員に国外退去通告
林外務大臣は、ロシア外務省が在ウラジオストクの日本領事に国外退去を通告したことへの対抗措置として、在札幌ロシア総領事館の領事1人に、国外退去を通告したことを明らかにしました。
これは、先月、スパイ容疑でロシア当局によって一時拘束された在ウラジオストクの日本総領事館の領事がペルソナノングラータ=好ましからざる人物の通告を受けたことに対する日本側の対抗措置です。
林大臣は会見で、在札幌ロシア総領事館の領事1人についてペルソナノングラータを通告し、今月10日までの国外退去を求めたと明らかにしました。
この対抗措置については、4日、森外務次官がガルージン駐日ロシア大使を外務省に呼び出し、伝えました。
外務省幹部は、今回、国外退去を通告した人物について、ウラジオストクから退去させられた日本領事が総領事館員であったことから日本側も今回、大使館員ではなく総領事館員に国外退去を通告したと指摘。
「総合的に判断した」と説明しています。