上川外相、中東訪問へ出発 沈静化に向け外交努力
上川外相がイスラエルとパレスチナなどを訪問するため2日午後、羽田空港を出発しました。イスラム組織「ハマス」とイスラエル軍の衝突以降、日本の閣僚の現地訪問は初めてです。
上川外相
「関係国との間で意思疎通を行い、事態の沈静化に向けまして、外交努力をねばり強く、積極的に続けてまいります」
上川外相は滞在中、イスラエルのコーヘン外相と会談するほか、ミサイルが直撃した現場の視察や、「ハマス」の人質となった人々の家族との面会を行います。また、ヨルダン川西岸を訪問しパレスチナ自治政府のマリキ外相とも会談する予定です。
今回の中東訪問では、パレスチナ自治区ガザ地区の人道状況の改善や事態の早期の沈静化に向けた働きかけをする方針です。
また、来週開催されるG7=主要7か国の外相会合では中東情勢も主要なテーマの一つとなる中、現地を直接訪問した上で議長としての取りまとめにあたる狙いもあります。