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岸田首相の表情、普段より硬く…衆参5補選で4勝も自民党内から様々な声

2023年4月24日 17:25
岸田首相の表情、普段より硬く…衆参5補選で4勝も自民党内から様々な声

23日に行われた衆議院、参議院、5つの補欠選挙で、自民党は4勝したものの、この結果に必ずしも喜んではいないようです。多くの選挙区が僅差での勝利で、解散総選挙の戦略をめぐっても、自民党内から様々な声があがっています。

岸田首相自身は今回の結果をどう受け止めているのでしょうか? 国会から中継です。

24日、印象的だったのが、質問に答える岸田首相の表情でした。4勝と勝ち越したにもかかわらず、普段より硬いと感じました。

岸田首相「(重要課題を)しっかりとやり抜けという叱咤(しった)激励を頂いたものであると受け止めています。今、解散総選挙については考えておりません」

つい1週間ほど前までは、岸田政権の支持率が回復していることなどを受け、政府与党内からは補選で「自民が5勝、もしくは4勝1敗であれば岸田首相は5月のサミットの後に解散に踏み切る」との見方も出ていました。

しかし、24日になって首相側近が「すぐに解散を打つのは厳しい」と話すなど、一気にブレーキを踏む発言が相次いでいます。

――4勝したのに、なぜ方向性が変わっていったのでしょうか?

2つ要因があると思います。一つは「勝ち方」の票差が僅差だったこと。もう一つは「維新」が躍進したことへの警戒感です。

ある自民党議員は「政権への批判票が維新に流れた」、別の自民党3役経験者は「維新に『うねり』を感じる」と話しています。

つまり、このまま解散総選挙に流れ込むと、無党派層を中心に岸田政権は支持を得られるのか?維新が政権批判の受け皿になるのでは?という不安が、自民党内に一気に広がったと言えます。

――とすると、野党側は岸田政権に対してチャンスだと勢いづいているのでしょうか?

野党側は明暗が分かれています。維新の馬場代表は、野党第一党を狙う意気込みを語りました。

日本維新の会・馬場代表「強大な基盤の上に、強大な城を築いていくということをやっていきたい」

維新は次の衆院選に向けて、候補者擁立作業をスピードアップさせる考えです。

一方、全敗した立憲民主党には、危機感が漂っています。幹部の中からも「代表交代論」を唱える議員もいますが、泉代表は24日午後、周辺に対し「まだまだ、やることがある」と続投の考えを示しました。

しかし、中堅議員からは「党内にはトップをかえるエネルギーもない」という冷ややかな見方すら出ています。どれだけ早く党の体制を立て直せるかが問われます。