自民党総裁選 上川外相、9人目の立候補会見へ
自民党総裁選挙は12日、告示を迎えますが、上川陽子外相が11日午後、9人目となる立候補会見を行います。
中継です。
今回が初めての出馬となる上川氏。20人の推薦人がようやく揃ったのは告示日の2日前とギリギリでした。
上川外相
「国民に理解されて信頼される外交ということで打ち出してきた方針を、今回の戦いの中でも貫いていきたいと思います。声なき声をしっかりと聞いて、その声を政策につなげていく」
上川氏は午後1時半から出馬会見を開きます。会見では「日本の新しい景色」をキーワードに「新しい経済の景色」をつくるため物価高対策や賃上げ対策に力を入れると打ち出します。
また、「誰一人取り残されない」社会に向け、少子化対策や教育政策に力を入れる姿勢を強調します。さらに、外相としての経験をベースに外交舞台で女性の視点を活かしていく考えを掲げます。
──上川氏の強みはどこでしょうか?
強みは法相や外相としての経験、初の女性総裁を目指すという「刷新感」です。
陣営はアメリカ大統領選を意識し、上川氏を「日本のカマラ・ハリス」と位置づけ同時女性リーダー誕生に向けた機運を高める戦略です。
一方で今回、総理候補として注目を浴びながら推薦人集めが難航しました。陣営からは「派閥の支援もなく引き剥がしにもあい、推薦人集めに苦労した」との声が出ています。今後、議員支持を拡大できるかが課題です。
こうしたなか、立候補を断念した野田聖子元総務相が小泉進次郎元環境相を支援する意向を周辺に伝えたことがわかりました。
斎藤健経済産業相も立候補は極めて困難な状況で、総裁選は9人で争われる公算が大きくなっています。