自民党の鈴木英敬内閣府政務官は、衆議院選挙の直前に、国の公共事業を受注した企業から寄付を受けていた問題について、「深く反省している」と謝罪しました。

自民党・鈴木英敬内閣府政務官
「我々は国の公共事業ですね、受注していた企業というのを全く知らなかったわけでありますが、ひとえに我が事務所の確認不足でありまして大変深く反省をしております」

この問題は、前の三重県知事で自民党の鈴木内閣府政務官が代表を務める政党支部が、2021年の衆院選直前に国の公共工事を受注していた建設会社13社からあわせて1060万円の寄付を受け取っていたものです。

公職選挙法は国の公共事業を受注した企業が国政選挙に関して寄付を行うことを禁じていますが、鈴木氏は受注していたことを知らなかったと説明、謝罪した上で「今日中に全額返金したい」と述べました。

自民党内からは「通常、選挙の直前に疑いを持たれるような寄付は受け取らない」との指摘が出ていますが、鈴木氏の事務所は「当時の状況を確認中で詳しい事情は分からない」とコメントしています。