自衛隊と中国軍の交流事業で中国軍幹部が5年ぶりに来日
民間団体が主催する自衛隊と中国軍の交流事業が行われていて、5年ぶりに中国軍の幹部が日本を訪れています。
この交流事業は民間団体の笹川平和財団が主催するもので自衛隊と中国軍の信頼醸成を目的としていて、中堅幹部同士で交流します。
今回は今月14日から20日までの予定で行われ、中国軍の佐官クラス20人が5年ぶりに日本を訪れました。
16日には、歓迎会が開かれ、訪日団の団長である張保群少将は「今後、中日関係を発展させるために、その土台を打ち固めなければならない、そういう決意を持って日本に来た」と話しました。
このあと訪日団は、自衛隊の基地などの視察を行うことにしています。
この交流事業は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、対面での開催は見送られていましたが、去年、4年ぶりに再開されていました。
ただ、自衛隊の代表団は中国を訪問しましたが、中国側は去年9月に予定していた日本訪問を見送っていました。
福島第一原発の処理水の海洋放出に中国側が反発したことが理由とみられています。