【全文】安倍元首相の国葬検証「約20人からヒアリング」官房長官会見(11/29午前)
松野官房長官は、29日午前の会見で、安倍元首相の国葬に関する政府の検証について、20人近くの有識者からヒアリングを行っていることを明らかにした上で、できる限り早期に論点を整理する考えを改めて示しました。
<会見トピックス>
▽韓国国会議員の在日米軍訪問
▽安倍元首相国葬の検証作業
会見の概要は以下の通りです。
○松野官房長官
閣議の概要について申し上げます。
一般案件等3件、政令、人事が決定されました。
大臣発言として、総務大臣から労働力調査結果について、厚生労働大臣から有効求人倍率について、それぞれご発言がありました。
閣僚懇談会においては、経済産業大臣から冬の節電要請についてご発言がありました。私からは以上です。
――韓国の国防委員会に所属する国会議員らが12月4日に来日し、横須賀などの在日米軍基地を視察するとの一部報道がありますけれども、事実関係の確認と、今回の訪問の意義について伺います。
○松野官房長官
私としてはご指摘の訪問については承知しておらず、外務省にお尋ねをいただきたいと思います。
――安倍晋三元首相の国葬に関する検証作業について伺います。松野長官はこれまで、有識者20人から30人にヒアリング行い早期に意見と論点を整理して公表すると説明をしていましたが、現在の進捗状況はどうなっているのでしょうか。
国会では与野党協議会で検証作業を進めていますが、そちらとの連動はどうなっているのか。また、12月10日の今国会会期末までに国会に対して何らかの形で論点整理を示すことができるのか伺います。
○松野官房長官
ご指摘のヒアリングについては、国葬儀事務局において、これまでに20名近くの方からヒアリングを行うなど、意見の収集、整理などの作業を鋭意進めているところであります。その上で意見の収集整理にはご意見をお聞きした上で整理し、整理したものを中立性の担保のため、ご本人に確認いただくなど、一定の時間が必要と考えています。現時点で、具体的な時期をお答えすることは困難でありますが、できる限り早期に国葬儀について意見と論点を整理し、お示しをしたいと考えています。また、国会での協議会においても鋭意議論が進められていると承知しており、政府の立場からコメントすることは差し控えますが、議論の動向を注視して参りたいと考えております。
――国葬の関連。国葬儀事務局で20人弱の方にヒアリングを行うというのは既に行われたということでよろしいでしょうか。
○松野官房長官
先ほど申し上げました通り、これまでに20人近くのヒアリングを行ったということでございます。
――関連で、ヒアリングは既に終わりか今後も続くのか。
○松野官房長官
今後もヒアリングがあると聞いています。
――昨日、自民党長野県議団に所属する丸山大輔県議が妻を殺害した疑いで逮捕されました。政府として受け止めをお聞かせください。
○松野官房長官
報道については承知しています。現在捜査中の個別事件について、所感を述べることは差し控えさせていただきます。