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山際経済再生相が辞任意向固める 後任に梶山幹事長代行らの名前が浮上

2022年10月24日 18:22
山際経済再生相が辞任意向固める 後任に梶山幹事長代行らの名前が浮上

旧統一教会との関係が相次いで明らかになっている山際経済再生担当大臣が大臣を辞任する意向を固めた事がわかりました。

山際大臣は午後7時から記者会見する予定でその前に岸田総理大臣に対し辞表を提出するとみられます。

政府関係者によりますと後任の大臣には梶山幹事長代行、古川元法務大臣、斎藤元農水大臣ら閣僚経験者らの名前が浮上していて調整を急いでいます。

山際大臣はいわゆる統一教会との関係をめぐり臨時国会での答弁で「記憶ない」などと繰り返し野党から連日追及を受けており答弁が持たないと判断したものとみられます。

政府高官は「世論調査でも辞任を求める声が高まっていた」と話しています。

閣僚経験者は「山際大臣の答弁はあまりに印象が悪かった」と指摘しています。

物価高対策を盛り込んだ経済対策をとりまとめる直前に担当大臣が辞任するという岸田政権の場当たり的な対応に自民党内からも批判の声が上がっています。

ある自民党幹部は「今、交代させる合理性は何もない。あまりに場当たり的で訳がわからない」閣僚の1人も「行き当たりばったりが過ぎる」と厳しく批判しました。

ある自民党幹部は「山際大臣を辞めさせるなら臨時国会が始まる前にやるべきだった。そもそも、内閣改造で留任させるべきでなかった」と岸田総理の一連の対応を批判しました。

内閣支持率が下がり続ける中経済対策を打ち出し反転攻勢を狙っていただけに山際大臣の辞任は、岸田政権にとって大きなダメージとなります。