来年度予算案 きょう衆院通過へ
来年度予算案は衆議院の予算委員会でまもなく採決され、与党の賛成多数で可決する見通しです。中継です。
採決に先立つ質疑で、立憲民主党の西村代表代行は政府が防衛力の強化を急ぐ一方で、保育士の待遇改善など保育の質の向上が置き去りにされていると追及しました。
立憲民主党・西村代表代行「保育の充実は10年以上たなざらしなんですよ。それなのに何で、トマホークはこんなに急いで巨額を投じるという予算になったんですか」
岸田首相「子ども子育て予算、そして防衛力の強化、これはどっちを優先させるというものではないと考えています。二者択一ではないと思います。ともに国民の命、暮らしにとって大切な予算である」
来年度予算案は午後には本会議でも可決され、参議院に送られる見通しで、年度内の成立が確実になります。
政府与党からみて、ここまで非常にスムーズに進んでいて、岸田首相も周辺に「野党の追及が散発的だった」と話しています。
ただ、野党側の問題だけでなく政府側の答弁も踏み込むことは少なく、議論が深まらなかった面も否めません。
議論の場は参議院に移りますが、政府の姿勢と野党の追及力が問われることになります。