国民民主党 来年度予算案に「反対」 去年の「賛成」から一転
来年度予算案をめぐり、国民民主党が去年の賛成から一転して反対する方針を決めました。
国民民主党は会合で、岸田政権が掲げる防衛費増額に伴う増税には反対だ、などとして来年度予算案に反対する方針を決めました。
国民民主党は去年、22年度の本予算と補正予算に賛成するという野党として異例の対応を取りましたが、今年は、一転して反対に回りました。
玉木代表は反対の理由について、「増税によって企業が賃上げを躊躇する可能性がある」などと説明しました。
国民民主党・玉木代表「今の予算案の中身では、物価上昇を上回る賃金上昇が実現できないのではないか。賃上げ実現する前に増税するような中身では賛成できない」
国民民主党はこれまで、政府・与党寄りの姿勢も目立ち、自民党と公明党の連立政権に加わるのではないかという見方も出ていました。
今回は反対に回ったことについて、ある自民党幹部は「非常に残念だ」「賛成してしまったら、統一地方選挙を戦えないことが大きいのだろう」と話しています。