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岸田首相“解散”匂わせ? 補正予算案の提出時期“明言せず” 「経済対策」とりまとめ指示に伴い

2023年9月22日 6:06
岸田首相“解散”匂わせ? 補正予算案の提出時期“明言せず” 「経済対策」とりまとめ指示に伴い

岸田首相は訪問先のニューヨークで記者会見を行い、帰国明けの来週前半、関係閣僚に対して経済対策のとりまとめを指示する考えを示しました。しかし、財源の裏付けとなる補正予算案については「適切な時期に国会に提出する」とだけ述べました。

■補正予算案の国会提出時期を明言せず 首相の狙いは…

小栗泉・日本テレビ解説委員
「気になるのは岸田首相が会見で、これ(経済対策)に必要なお金の裏付けとなる補正予算案について、いつ国会に提出するか、明らかにしなかったんです」

有働由美子キャスター
「どうしてですか?」

小栗解説委員
「実はこれ、首相の“匂わせ”じゃないか、という見方があるんです。ある自民党幹部は『補正予算案の提出時期を言わないことで、 衆議院の解散に向けたフリーハンドを持とうとしているのでは』というのです」

■解散あるのか?ないのか? “匂わせ続ける”意図は?

有働キャスター
「『解散に向けたフリーハンド』とは?」

小栗解説委員
「どういうことかというと、補正予算案を秋の臨時国会に提出するとしたら審議に時間がかかって、衆議院を解散している余裕はない。『秋の解散はないのね』となるけれど、いつ提出するのかを言わなければ、たとえば補正予算案を来年の通常国会にまわせば、11月にも解散する可能性が残ることになる。つまり、解散を“匂わせ続ける”ことで『主導権を握ろうとしているのでは』ということなんです」

有働キャスター
「リーダーがどんな方法で権力を維持するのかは自由ですが、私たちの暮らしを最優先にという“当たり前”だけは忘れてほしくありません」

(9月21日放送『news zero』より)

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