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日韓首脳、3年ぶり対面で正式会談 “元徴用工”問題で一致点は?

2022年11月13日 19:14

カンボジアを訪れている岸田首相は韓国の尹錫悦大統領と会談しました。日韓首脳会談を対面で、正式な形で行うのは約3年ぶりです。

今回の会談のポイントは、最大の懸案であるいわゆる元徴用工問題で、一致点を見つけられるかどうかです。

関係が冷え込んだ中で、約3年ぶりの首脳会談が開かれることになったのには主に2つの背景があります。

1つは、韓国で保守系の尹大統領が誕生し、元徴用工の問題の解決に乗り出したことです。

もう1つは、北朝鮮がミサイル発射を繰り返すなど、日本周辺の緊張が高まり、韓国との連携が必要になったからです。日本としても関係を悪化したままにはできなくなったわけです。

また、岸田首相には、閣僚の辞任が続き、求心力が下がりつつある中で、外交で成果を出そうという思惑もありそうです。

首相周辺は「韓国から歩み寄りの姿勢が見える」と会談への期待感を示しています。一方で、「まずは正式に会ったことに意味がある」と、成果が出るかについては慎重な見方でした。

韓国側が元徴用工の問題でどのような提案をするのか、それは関係改善につながるのか、注目されています。