岸田首相 東南アジア3か国をまわる8日間の外交スタート 葉梨氏辞任の影響も
岸田首相は12日朝、カンボジアに到着し、東南アジア3か国をまわる8日間の外交をスタートさせました。現地から中継です。
葉梨法相の辞任の影響で岸田首相の日本出発はおよそ10時間も遅れました。政府専用機の中で仮眠をとり、ASEAN(=東南アジア諸国連合)首脳らとの会合に出ています。
岸田首相「3年ぶりの対面での首脳会議が実現されました。議長のフン・セン首相およびカンボジア政府に感謝申し上げたい」
ASEAN諸国と日本・中国・韓国の首脳会議で、岸田首相はASEANに対する日本の貢献をアピールするとともに、ロシアによるウクライナ侵略や北朝鮮問題、ミャンマー情勢などについて日本の考えを発信しています。
一方、葉梨法相の辞任により、12日に予定されていたラオス、ベトナム、ブルネイとの首脳会談が取りやめとなるなど、外交日程に影響が出ています。
8日間で3か国をまわる今回の外交日程。外相を長く経験し、得意とされる外交の場でアピールして、国内政治での失点を挽回できるのかが問われます。