国会会期末…“統一教会”被害者救済法案の審議続く 10日午後成立の見通し
国会は、10日は会期末です。いわゆる統一教会の被害者を救済する法案の審議が行われており、10日午後、成立する見通しです。中継です。
政府・与党は土曜日も国会で審議を行う異例の対応を取り、救済法案は会期末ギリギリで成立することになります。
社民党・福島瑞穂党首「(教団に)解散請求すべきだと考えますが、総理、いかがですか」
岸田総理大臣「解散命令の請求の適否を判断するためにも、まずは、報告徴収・質問権の行使を通じて、旧統一教会の業務等に関して具体的な証拠や資料などを伴う、客観的な事実を明らかにし、スピード感を持って適切に対応していく、これが政府の方針であります」
法案成立後は政府が、教団に対し解散命令の請求に踏み切るかが焦点になりますが、岸田総理は「まずは教団に対する質問権の行使を急ぐ」と繰り返しました。
一方、3閣僚の辞任ドミノなどが起きた臨時国会は10日で閉会します。
内閣支持率が低迷する中ある自民党幹部は「岸田総理は吹っ切れた。救済法案などで自らが前に出ることで良い流れが出来ている」と指摘します。
ただ、自民党内の反発が強い防衛費の増額に伴う増税の問題など課題は山積みです。
岸田総理にとってリーダーシップが問われる厳しい局面が続きます。