少子化に「次元の異なる対策を実現する」 岸田首相が施政方針演説で強調
岸田首相が施政方針演説を行い、最重要政策と位置付ける少子化対策について「次元の異なる対策を実現する」と強調しました。
岸田首相「最重要課題と位置付けているのが、『こども・子育て政策』です。年齢・性別を問わず皆が参加する、従来とは次元の異なる少子化対策を実現したいと思います」
岸田首相は、また急速に進む少子化について「社会機能を維持できるかどうかの瀬戸際だ」との危機感を示しました。
さらに「こどもファーストの経済社会を作り上げ、出生率を反転させなければならない」と強調しました。
また、防衛力の抜本強化に伴う財源確保について、「まずは歳出改革や行財政改革などの努力を十分、行う」と説明しました。そのうえで、足りない分については「将来世代に先送りすることなく、今を生きる我々が将来世代への責任として対応する」と増税の必要性を強調しました。
一方、野党側は批判しています。
立憲民主党・泉代表「防衛予算だけは本当に、増税をしても、国債を使ってでも、とにかく膨らませるというのが際立った今日の演説だったなと思います。後ろめたさもあるんでしょうね。“増税隠し演説”でしたね」
日本維新の会・藤田幹事長「今の政府の方針でいうと現状維持、微修正、そして都合のいいところを増税していくと。そういうような方針が見え隠れしているというところでありますから、しっかりと論戦をしていきたい」
岸田首相の演説に対する与野党の代表質問は25日から行われます。