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自民・麻生副総裁と連合・芳野会長が初めて会談 参院選を前に連携模索する動き強める

2022年3月17日 18:21
自民・麻生副総裁と連合・芳野会長が初めて会談 参院選を前に連携模索する動き強める

自民党の麻生副総裁と労働組合の中央組織「連合」の芳野会長が16日に初めて会談しました。連合は立憲民主党など野党を支援する団体ですが、夏の参議院選挙を前に自民党が連携を模索する動きを強めています。

関係者によりますと自民党の麻生副総裁と連合の芳野会長が会談するのは初めてで、自民党側の呼びかけで行われました。

この日は春闘の集中回答日で会談には自民党で労働組合との窓口を務める森元法相と連合の清水事務局長も同席し、賃上げの動向などについて意見を交わしたということです。

連合の幹部は「会談の名目は春闘だったが自民党は連合との人間関係を構築したいという狙いがあるのだろう」と話しています。

連合は立憲民主党や国民民主党の最大の支援団体ですが、自民党は今月13日の党大会で「連合との政策懇談を積極的に進める」との運動方針を採択するなど連合に接近する動きを強めています。

夏の参院選を前に自民党は連合との関係を深めることで「野党共闘」を切り崩す狙いがあるものとみられます。