「成長によって財政健全化」自民党が提言案
積極的な財政政策を支持する自民党の議員が会合を開き「経済を安定成長経路に乗せ成長によって財政健全化を実現すべき」とする提言案をまとめました。
積極的な財政政策を支持する自民党の議員が作る、「財政政策検討本部」は17日、会合を開き、政府への提言案をまとめました。
提言案では「政府は積極的に財政を活用すべき」、「日銀は金融緩和を継続し、2%の物価安定目標を達成すべく、緊密に政府と連携すべき」などと求めています。
また、2025年度までにプライマリーバランスを黒字化する政府の目標については「重要な指標ではあるが、必要かつ柔軟な政策対応を妨げるべきではない」とし、見直しも含めた検証を行うべきと強調しました。
一方、国債については「多額の残高を全て返すことは現実的ではない」、「安定した借り換えを実現する必要がある」と指摘しています。
この提言案は、財政健全化を重視する自民党議員の会、「財政健全化推進本部」のメンバーである麻生副総裁らと調整のうえまとめられたということで、近く政府に提出する予定です。