堀内ワクチン相退任へ 後任は松野官房長官兼務で最終調整
岸田総理大臣は、今月末で堀内ワクチン担当大臣を退任させ、松野官房長官にワクチン担当大臣を兼務させる方向で最終調整していることがわかりました。
堀内ワクチン担当大臣が兼務する東京オリンピック・パラリンピック担当大臣は、今月末で設置期限を迎えるため、これに伴い閣僚の上限が20人から19人に1人減ります。
複数の政府関係者によりますと、岸田総理は、堀内氏を退任させ、ワクチン担当大臣の後任として松野官房長官に兼務させることで最終調整しているということです。
政府が4回目のワクチン接種について、5月開始を目指す方向で調整しているタイミングでの退任について野党が「ワクチン接種を軽視している」と批判しているほか、与党内からも「3月末で退任することが分かっていた堀内氏になぜ、ワクチン担当を兼務させたのか」などと疑問の声が上がっています。
政府関係者は、「官房長官が兼務することで、ワクチン重視の姿勢をアピールできる」と話しています。