【熊本県知事選】立候補予定者2人の年末年始の動き
前熊本市長の幸山政史さん。12月30日、熊本市南区で開かれた集会を訪れました。
幸山氏は熊本市出身の58歳。2014年まで3期12年、熊本市長を務めました。知事選には今回3回目の挑戦です。年末は、過去の選挙をともに戦った支援者の元を訪れ、意気込みを語りました。
■幸山政史さん
「(熊本市長の)経験を、今度は県の方でぜひとも生かさせていただきたいって、そのような思いで今回、(立候補を)再度、再度ではない、3回目です。皆さん方には迷惑ばかりかけますが、それだけ強い思いがあるということをぜひおくみ取りをいただきたい」
年が明けた1月6日。
■幸山政史さん
「改めましてあけましておめでとうございます」
地元の熊本市北区に後援会の連絡所を設置した幸山さん。後援会の幹部を集め、短期決戦を勝ち抜くため、SNSを活用した効果的な広報活動などを検討しました。
幸山さんは知事選には無所属で立候補し、与野党を問わず幅広い支援を受けたいとしています。集会を重ねて地域の課題を拾い上げ政策に反映させる考えです。
■幸山政史さん
「この大好きな熊本をしっかりと今の課題を見つめて、少しでも良くしていって、熊本の未来をしっかりと確かなものにするために全身全霊を尽くして参りたい」
元日。副知事公舎から出てきたのは、木村敬さん。12月27日、自民党県連から知事選への立候補の要請を受けました。
向かったのは近くの神社。年末は親交のある自治体のトップや福祉関係者と意見を交換。年が明けたこの日、知事選への対応は「熟慮中」としました。
■木村敬さん
「蒲島県政の延長ではなくて、私だったらできるプラスアルファのこと、未来の熊本に対して貢献できることってなんだろう。これが一番私の中で今固めたいこと」
木村さんは東京都出身の49歳。蒲島知事の東京大学時代の教え子で2020年に副知事に就任し、1月8日付けで退任しました。
1月3日。KKTは足早にホテルに入る木村さんの姿をとらえていました。会場には立候補を要請した自民党県連所属の国会議員や県議などの姿も。県政の課題などについて意見を交わしていました。
さらに、その翌日には、熊本市役所を訪問。左手に障害がある木村さん。東京都の障害者手帳を返納し、熊本市から交付を受けるために訪れたのです。
■木村敬さん
「熊本市民として熊本県民として これからも生きていきたいという証。熊本県に骨を埋める、熊本県民になる通過儀式かな」
要請から約1週間。立候補への決断を下していました。
熊本知事選は3月7日に告示、24日に投開票されます。