自民党富山市連 アンケート行わず富山1区現職の田畑議員を引き続き推す
次期衆議院選挙富山1区の候補者選考をめぐり、自民党富山市連は8日、支部長らによる会議を開きました。
いったんは実施の方針を示していた、現職の田畑裕明議員を推すかどうかを問う党員アンケートは行わず、田畑議員を引き続き推すことを申し合わせました。
自民党富山市連に所属する各支部の支部長・幹事長らによる会議の開会前には、田畑議員が出席者に頭を下げて回るなどしました。
田畑議員は、政治資金パーティーの案内で「入金のみ」の項目を設定した問題などにより、市連から厳重注意を受けていました。
会議は冒頭以外非公開で開かれ、田畑議員が経緯について説明した後、市連が党員アンケートの内容を示す予定でしたが、出席者から反対の意見が相次いだということです。
富山市連 中川忠昭支部長「アンケートそのものについては、非常にあいまいなやり方だと、それは本当に本音がでるものかわからないと」
また出席者からは、一部、田畑議員を信頼できないという声があがった一方で、支えるべきだという意見が多く出たということです。
この結果、党員アンケートは行わず、田畑議員を引き続き推すことを申し合わせました。
一方、田畑議員は8日の会議で新たに、自らの政治資金収支報告書に不記載があったことを明らかにしました。
田畑議員「昨年の秋から立ち上げた勉強会でございまして、会費制の2万円の昼食勉強会でございました。指摘をうけまして、調査を命じたところ発覚をしたところでございます」
田畑議員は、担当した秘書の事務管理ミスだとして、報告書を9月2日に修正したとする一方で、回数や総額は明らかにしませんでした。