過去最多9人立候補の自民総裁選 富山県内の動きは
事実上の次の総理大臣を決める自民党の総裁選挙が12日告示され、過去最多の9人が立候補を届け出ました。
混戦模様で国会議員の支持が分散する中、地方党員の票の重みが増しています。
自民党県連は12日、県内の党員・党友に向けて総裁選の投票用紙の発送作業を行いました。
投票資格を持つのは日本国籍を持ち、2023年党費を納めた党員・党友で全国ではおよそ105万人、県内では2万7000人あまりだということです。
総裁選の仕組みです。
367人の「国会議員票」と「党員票」367票の合わせて734票で争われます。
議員票は1人一票。党員票は全国の投票総数を「ドント方式」と呼ばれる比例配分法で各候補者に割り振ります。
今回は、政治資金パーティー裏金事件を受けた派閥解消の流れを受け、過去最多となる9人が乱立しました。
1回目の投票で過半数を獲得した候補者が新たな総裁となります。
議員票が分散されるとみられ、党員票の重みが増しています。
過半数を獲得した候補者がいなかった場合は、上位2名が議員票の重みを大きく増した決選投票に進みます。
党員党友による投票は26日に締め切られ、翌27日に議員票と合わせて開票されます。