<衆院選>”東北で最多の有権者数”「宮城2区」 前職同士の”三つ巴の戦い” 候補者3人の主張
仙台市泉区・宮城野区・若林区の3区で45万人あまりと、東北で最も有権者数の多い「宮城2区」は、前職同士”三つ巴の戦い”になっている。
早坂敦候補(維新・前)
「今のこの政治変えていかなくちゃいけません。政治とカネの問題、そして旧統一教会の問題。2回目の挑戦ですが、教育改革、政治改革、そして復興支援にこれまで3年間取り組んでまいりましたが、まだまだ復興も終わっておりません」
仙台市宮城野区の夢メッセみやぎの前で第一声の演説を行ったのは、日本維新の会の早坂敦候補(53)。
前回の衆院選では、旧宮城4区から出馬し比例で復活当選。
大学までの教育の無償化や子育て支援の充実などの政策を、訴える。
仙台市中心部での街頭演説も積極的に行い、”無党派層”からの知名度を上げたい考えだ。
そんな早坂候補の大好物はカレーライス。
選挙期間中は「カツカレー」を食べて、ゲン担ぎ。
早坂敦候補(維新・前)
「特にただのカレーじゃなくて、やっぱりカツカレー。うまい」
自民党や立憲民主党ではない”第3の選択肢”として、「身を切る改革」で古い政治を断ち切ろうと支持を訴える。
鎌田さゆり候補(立憲・前)
「こんな日本の国を根本から変えるために、皆様には納税を強いて確定申告を適正にやれとか言っておきながら、自分たちには裏金をポケットにばんばん入れる。こんな政治この選挙でおしまいにしましょう、みなさん」
地元・仙台市泉区で第一声をあげたのは立憲民主党の鎌田さゆり候補(59)。
当選3回の鎌田候補は、消費税の5%への減税や教育予算の拡充などを目指し、政権交代の必要性を訴える。
走って走って、の選挙戦。選挙区をくまなく回り、積極的に有権者と触れ合いながら政策を訴えていく。
そんな鎌田候補の大切なものはー。
鎌田さゆり候補(立憲・前)
「これまでの議員バッジ」
過去の衆議院のバッジやたくさんのおまもりを持ち歩き、国民から付託を受けた自覚を忘れないようにしているという。
前回・衆院選では、相手候補にわずか571票差で競り勝った鎌田候補。
「黙っていたら変わらない」を信条に、連続当選に向けて支持を訴える。
秋葉賢也候補(自民・前)
「国会で批判をすることは簡単です。しかし現状の問題を改善し、世の中をよくするためには、国民ニーズに沿ったルールを作って世の中を動かしていく。多くの国民のみなさんになるほどよくなってきていると言っていただける取り組みができるかどうかが、私は大事だと思っています」
仙台駅東口で第一声の演説を行ったのは、自由民主党の秋葉賢也候補(62)。
これまで復興大臣や総理補佐官などを歴任して来た秋葉候補。当選は連続7回。認知症基本法やチケット不正転売禁止法などの政策立案に携わった実績を示し、即戦力として働くことができると、支持を訴える。
政治とカネの問題に対して、先頭に立って政治改革を行うと、個人演説会などで決意を述べる秋葉候補。
そんな秋葉候補が大切にしているのが、30年間欠かさず続ける月曜朝の辻立ち。
秋葉賢也候補(自民・前)
「有権者の生の声を全身で浴びるというのが、政治家の原点だと思う」
現場主義をこれからも大切にしていくと語る秋葉候補。
政治の信頼を取り戻し、政策立案で結果を出すと訴える。
衆議院選挙の投開票は、10月27日に行われる。