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“国政並み”の選挙戦 自民推薦の山本氏、維新公認の玉木氏が当選 一方で投票率は27.6%と有権者の関心は低い結果に 鳥取県議会議員鳥取市選挙区・補欠選挙

2024年3月25日 18:44
“国政並み”の選挙戦 自民推薦の山本氏、維新公認の玉木氏が当選 一方で投票率は27.6%と有権者の関心は低い結果に 鳥取県議会議員鳥取市選挙区・補欠選挙

3月24日に投開票が行われた鳥取県議会議員鳥取市選挙区の補欠選挙。激しい選挙戦が展開される中、無所属で自民党推薦の山本暁子さんと日本維新の会・公認の玉木裕一さんが初当選を決めました。

鳥取県議会議員鳥取市選挙区補欠選挙の開票結果は、

・無所属で自民党推薦の山本暁子さん:1万9076票

・日本維新の会・公認の玉木裕一さん:1万1613票

・無所属で立憲民主党などが推薦した吉田正さん:9904票

となり、山本さんと玉木さんが初当選を果たしました。

◇ ◇

県議補選に当選 山本暁子 氏
「本当にいろんな人が応援してくれて、サポートしてくれて、そしてなんとかトップ当選を取れたのが、本当にホッとしました。感謝しかありません。ありがとうございます」

初めて出馬した選挙でトップ当選を果たした山本さん。

「住民目線の新しい鳥取」を実現したいと支持を訴え、自民・公明の支持層を中心に幅広い層の票を取り込み、予想された「政治とカネ」の問題による逆風を跳ねのけました。

県議補選に当選 山本暁子 氏
「皆さんの、住民の声が届いたと思えるような政治をする。これをずっと忘れないように皆さんの声を聴いてそれを届ける、県政に反映させる。それだけは決して忘れないようにやっていきたいと思っております」

県議会では、自民党の会派に所属する予定だということです。

◇ ◇

県議補選に当選 玉木裕一 氏
「本当に厳しい厳しい戦いでした。たくさんの皆さん、本当に力を与えてくださりまして、ありがとうございます」

日本維新の会としては、中国地方で初めての県議会議員となった玉木さん。議員の定数削減や報酬カット、若者や現役世代の支援など「身を切る改革としがらみのない政治」を訴え、票を伸ばしました。

県議補選に当選 玉木裕一 氏
「高齢者の方々、福祉の充実もなかなか支える側の希望がなかったらできませんので、まずは現役世代、若者、子どもたちが希望を描けるような鳥取に必ずしていきたいと考えています」

今後、県議会で立場の近い議員と会派の立ち上げも視野に入れているということです。

◇ ◇

一方、連合鳥取が初めて擁立した候補の吉田正さんは、労働組合以外の票の掘り起こしが思うように進まず、当選はかないませんでした。

吉田正 氏
「鳥取市の有権者の方々に私の思いが通じなかった結果だと思っております」


相次ぐ県議会議員の不祥事で去年4月の選挙から1年たたずに行われた今回の選挙。各陣営とも国会議員や党幹部などが応援に入る“国政並み”の選挙戦を展開していました。しかし、有権者の関心は低く、投票率は27.6%と前回の県議選から16ポイント以上落ち込み、大きな課題を残す選挙となりました。

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