石破新内閣がきょう発足します。愛媛県関係では、愛媛2区選出の村上誠一郎氏が総務大臣に就任します。20年ぶり2度目の入閣です。

午後4時20分過ぎ、村上誠一郎氏の国会事務所には首相官邸からのいわゆる呼び込み電話がかかってきました。

「はい村上です。すぐ参ります。ありがとうございました」
Q.どなたからのお電話？
「総理秘書官から直ちに官邸に来てくださいということでした」

石破新総理の推薦人を務めた村上氏が、地方自治や情報通信などを担う総務大臣として入閣することが決まりました。

村上新総務相：
「地元の信じてくれる人たちや有権者で、これがなかったら今日の事もないわけで、本当に私を信頼してずっと押し上げてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです」「(かつての)自治省と郵政省と幅広い課題があるので、新たに勉強する必要があるので当分はそれに集中しようと」

村上氏は愛媛2区選出の72歳で、1986年に初当選。2004年には小泉内閣の行政改革担当大臣として初入閣しましたが、以降は自らの発言をめぐって党の処分を受けるなど、閣僚とは無縁の状況が続いていました。

村上新総務相
「自分が納得いく人の下で働きたいということで、自分はあえてポストを求めなかったので、別にあれですけど、ある程度感激したのは支持者の人が『よく先生、筋を通して頑張って(大臣に)なってくれた』と。もう涙が出てうれしかったと言ってくれた時には、私も正直言ってジーンときましたね」