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【衆院選】候補者の訴え数字で分析③岩手3区 前職2人の争い 

2024年10月18日 18:28
【衆院選】候補者の訴え数字で分析③岩手3区 前職2人の争い 

 衆議院選挙が公示され、県内でも各候補による舌戦が繰り広げられています。16日から岩手1区、2区、3区、それぞれの候補者が公示後、何をどう訴えたのか、数字で分析します。最終回は岩手3区です。

 岩手3区は、届け出順に自民党・前職の藤原崇候補。立憲民主党・前職の小沢一郎候補の2人が舌戦を繰り広げています。

 自民党・前職の藤原崇候補です。

藤原候補
「しっかりと襟を正してまたこの地域のために頑張っていくその思いで5期目の挑戦をしている」

 藤原候補は10分の演説で政権選択に29%をあて、自公連立の実績をアピール。また、28%を割いた少子化対策・産業振興では県南地域ならではの教育環境の整備や地場産業にも目を向け、雇用を確保していくことが重要と訴えました。

藤原候補
「自公の連立政権あるいは立憲民主党と共産党この地域で連携を組んでいる。どちらの政権が良いのか問われている。少子化対策の子育て支援をはじめ定住環境を良くしていくこと。あるいは大規模工場だけではなく、地場の産業もしっかりと働く場所を確保していくこと。人口減少の中でも明るい未来をつくっていく。未来を変えることはできる」

 立憲民主党・前職の小沢一郎候補です。

小沢一郎候補
「政権交代、政権交代を実現するしかない。どうか皆さんそのために我々に力を貸してほしい」

 小沢候補は、自身の政治信条を述べたうえで、18分30秒の演説のうち9割以上を政権交代にあてました。いわゆる裏金問題や人口減少問題、エネルギー問題など国家の危機が迫る中、「長期政権による権力の腐敗を一掃する」と訴えました。

小沢候補
「一番国家にとって民族にとって非常に大事な危険なところに差し掛かっている。(政治を)変えるためにはどうしたら良いか、政治資金規正法の改正なんかじゃない、選挙後の改正でもない、政権を変えてこの権力の腐敗を一掃しなければならない」

 衆議院選挙は、参議院岩手選挙区補欠選挙と同じ10月27日に投票と開票が行われます。

    テレビ岩手のニュース