12年ぶりの選挙戦か 大石田町長選挙31日告示
任期満了に伴う大石田町長選挙が31日、告示されます。これまでのところ現職と新人の合わせて2人が出馬を表明していて、12年ぶりの選挙戦となる公算が大きくなっています。
大石田町長選に立候補を表明しているのは、現職で再選を目指す村岡藤弥さん(63)と新人で醸造会社社長の庄司中さん(45)の2人です。
村岡さんは前回4年前(2019年)の選挙で無投票で初当選。自民党大石田町支部と公明党県本部の推薦を受け、鈴木憲和衆院議員が総決起集会に駆け付けるなど支援しています。2020年の豪雨災害への対応など1期目の実績を強調し、小中学生の給食費無償化といった子育て支援の充実などに取り組むと訴えています。
庄司さんは、大石田町の前の町長、庄司喜與太さんの長男で、醸造会社の社長を経て先月、立候補の意思を固めました。今月14日には吉村知事が事務所を訪れ、庄司さんを激励しました。保育料無料化など子育て世代の支援拡充や地元企業の販路拡大事業への支援、企業誘致による雇用創出などを訴えます。
これまでのところ2人以外に立候補の動きはなく、2011年以来12年ぶりに選挙戦となる公算が大きくなっています。
大石田町の有権者数は30日現在、5480人となっています。大石田町長選は31日告示され、来月5日に投開票が行われます。