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新幹線「のぞみ」年末年始など“自由席とりやめ” 乗れなくなる…不安の声も 専門家「大きな影響は出ないのでは」 

2023年9月13日 21:01

年末年始やお盆など混雑が予想される時期に、新幹線「のぞみ」から自由席がなくなります。期間限定とはいえ、のぞみが全席指定席になるのは20年ぶりのことです。その狙いとは何なのでしょうか。また、乗れなくなることはあるのでしょうか。

    ◇

地元が岡山の専門学生(19)
「早く帰れるのが『のぞみ』。『のぞみ』がいい。お金の問題と『もしかしたら座れるかも』という希望で、いつも自由席」

この“自由席ユーザー”はまだ、年末年始に「のぞみ」の自由席がなくなることを知りませんでした。伝えると――

地元が岡山の専門学生(19)
「えー! 全部指定席ですか?」

JR東海とJR西日本は13日、この冬の年末年始は新幹線「のぞみ」の自由席をとりやめ、全席指定席となると発表しました。全席指定席にすることで「のぞみ」は指定席が1列車あたり約2割増え、予約できる座席が増えるということです。

「予約はしやすそうだなと思います」と、のぞみの全席指定席化を歓迎する人がいる一方、やはり自由席はあったほうがいいという意見も聞かれました。

会社員(30代)
「1人で利用するときは自由席使うこともあり、重宝してたんですけど」

東京・博多間の11の駅で、「のぞみ」の全ての列車が停車します。東京駅との間の所要時間は最速列車の場合、名古屋駅が1時間33分、新大阪駅が2時間21分、博多駅は4時間46分です。

今後も、乗車券と座席指定ではない新幹線の特急券があれば、グリーン車をのぞきデッキなどで立って「のぞみ」に乗車することはできます。

地元が岡山の専門学生(19)
「立ちっぱなしはやばい。岡山からと考えたら無理」

    ◇

新幹線「のぞみ」は、1992年にデビューしました。期間限定とはいえ、「のぞみ」が全席指定席となるのは20年ぶり。年末年始以外に、ゴールデンウイークとお盆に「のぞみ」が全席指定席になるということです。

自由席利用者の列は、ホームにおさまらず階段まで人であふれることもあります。三大ピーク期では指定席が早い段階で満席になることや、始発以外の駅から乗る場合に着席や乗車ができないこともあるほか、自由席に座るために早朝から並ぶ人も多く、ホームでは混雑が発生していました。

自由席がなくなることで、ホームの混雑解消は期待されますが、「のぞみ」に乗れなくなる不安の声も聞かれます。

名古屋方面へ帰省する会社員(20代)
「指定席とれなかったら帰れなくなっちゃうので、(自由席がないと)不便」

ただ、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは「指定席の売り上げに応じて“どのくらい埋まるか”見ながら、臨時列車を設定していきますから、東海道新幹線の場合は1本の列車で約1300人が乗れる。そんなに大きな影響は出ないのでは」と話しています。

「ひかり」や「こだま」には引き続き自由席がありますが、JR東海などは、「のぞみ」を全席指定席にすることで乗降がスムーズとなり、列車の定時運行にもつながるとしています。