将棋の王将戦七番勝負第１局は、史上最年少・１０代での五冠達成がかかる藤井聡太四冠（１９）が勝利し、さい先のいいスタートを切りました。

９日から静岡県掛川市で行われていた王将戦七番勝負第１局は、１０日午前９時ごろ、藤井四冠の封じ手が開封され、対局が再開されました。

じわじわと互角に進んだ対局は、終盤でも二転三転する熱戦となり、午後７時２７分、１３９手で藤井四冠が王将の渡辺明三冠を投了に追い込み勝利しました。

藤井聡太四冠「一手一手、手探りではあったんですけど（第１局は）勝つことができたので、しっかり第２局に向けて取り組んでいけたらと思います」

渡辺明三冠「終盤はチャンスがあるかなって感じで指してたんですが、始まったばかりなので、またやっていきたいと思います」

先に４勝すると「王将」のタイトルを獲得する王将戦七番勝負、第２局は今月２２日と２３日に、大阪府高槻市で行われます。