将棋の竜王戦七番勝負は藤井聡太三冠が４連勝で竜王を獲得しました。史上最年少・初の１０代四冠の誕生です。

１２日から行われていた竜王戦七番勝負の第４局は、１３日午後６時半すぎ、１２２手までで、豊島将之竜王が盤上に手をかざし、投了の意思を告げました。第１局から４連勝となり、藤井聡太・新竜王が誕生しました。

自身の持つ「王位」「叡王」「棋聖」に加え新たに竜王を獲得した藤井四冠は、史上最年少での四冠達成です。羽生善治九段の２２歳９か月での四冠達成の最年少記録を大きく更新し、初の１０代四冠となりました。記録について、藤井四冠は対局後「現時点ではまったく実感がないというのが正直なところ」と語りました。

弟子の四冠達成について、１３日が誕生日の師匠杉本昌隆八段は「この日が来ることは１０年前から確信していましたが、それでも師匠として感無量です。藤井新竜王の活躍には人間の無限の可能性を感じさせてくれます。更なる飛躍を期待しております」とコメントをよせています。