マダニ媒介の感染症「SFTS」 ヒトからヒトへの感染国内初確認
マダニが媒介する感染症、SFTSのヒトからヒトへの感染例が国内で初めて確認されました。
国立感染症研究所によりますと、去年4月、SFTS=重症熱性血小板減少症候群に感染した90代の男性患者を診察した20代の男性医師が診察の11日後に発熱や下痢などの症状が出て、検査の結果、SFTSと確定したということです。
患者と医師のウイルスが同じものと考えられることなどから、国内初のヒトからヒトへの感染例と診断されました。医師は経過観察のみで回復しています。
医師は、最初の診察ではマスクのみ着用し、その後、患者が死亡した後の処置では、手袋やガウンなども着用したものの、目を覆うアイガードはしていなかったということです。
国立感染症研究所は、感染予防対策を徹底するよう呼びかけています。