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被ばくした3人が放医研に到着 歩行も可能

2011年3月25日 17:42
被ばくした3人が放医研に到着 歩行も可能

 福島第一原子力発電所で24日に高い数値の被ばくをした作業員3人が25日午後5時前、被ばく医療を専門とする千葉市の放射線医学総合研究所(=放医研)に搬送された。

 作業員3人を乗せた車は、25日午後5時前に放医研に到着した。「東京電力」によると、3人は24日、福島第一原発3号機のタービン建屋で作業中に高い数値の被ばくをした。3人のうち2人は水に足をつけながら電源の復旧作業をしていて、足に、ヤケドに似た症状が出る「ベータ線熱傷」の可能性があるという。

 放医研によると、3人は意識もはっきりしており、歩行も可能だという。放医研では、3人の体の表面についた放射性物質を取り除く「除染」という処置をする。その後、内部被ばくがないかなど詳しい検査をすることにしている。数日は入院して治療を続けるという。