秋本衆院議員 きょうにも本格捜査へ 「日本風力開発」前社長から多額の資金受け取った疑い…すでに出頭を要請
洋上風力発電事業をめぐる汚職事件で、東京地検特捜部は、秋本真利衆議院議員について、7日にも本格捜査に乗り出すものとみられることが、関係者への取材で分かりました。
関係者によりますと、特捜部は、秋本議員が洋上風力発電の参入を目指す「日本風力開発」の前社長から、国会で会社側に有利になる質問をする見返りに、多額の資金を受け取った疑いが強まったとして、7日にも本格捜査に乗り出すものとみられることが分かりました。すでに秋本議員に対し、出頭を要請しているということです。
秋本議員は2019年3月に、中央競馬の個人馬主に登録する資金として、前社長からおよそ3000万円の貸し付けを受けたほか、2021年秋以降には馬主組合を通じておよそ3000万円の提供を受けたということです。このうち、およそ1000万円は、議員会館事務所で現金で渡されていて、秋本議員は受け取ったその日のうちにおよそ600万円を馬3頭の購入に使ったということです。
秋本議員は周囲に対し、資金提供を受けたことは認めているものの、賄賂であることは否定しているということです。
特捜部は今後、資金提供の趣旨などをさらに詳しく調べるものとみられます。