公明党議員に“セクハラ行為”報道 山口代表が謝罪も本人は“入院・面会謝絶”
公明党の熊野正士参議院議員のセクハラ行為が報じられた件で山口代表が謝罪しました。渦中の熊野議員は入院中で連絡が取れない状況だといいます。
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公明党の幹部らが集まった会議で、山口代表は“渦中の議員”の実名を挙げました。
公明党 山口代表
「一昨日以来、熊野正士参議院議員についての一連の報道があります」
公明党に所属する熊野正士参議院議員は、「週刊新潮」と「週刊文春」で、知人女性にSNSでみだらなメッセージを繰り返し送っていたなどと報じられています。
公明党 山口代表
「皆様に多大なご心配をおかけしましたことに心から反省し、おわびを申し上げたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」
山口代表は謝罪した上で、こう語気を強めました。
公明党 山口代表
「公明党議員として報道が事実とすれば、言語道断であり、あるまじき行為であります」
知人女性への"セクハラ行為"が報じられた熊野氏は、医師で現在57歳です。今年7月の参院選で2期目の当選を果たしています。
週刊誌では、山口代表と北側副代表が詳細を把握していたのに、隠ぺいや口止めをしていたとも報じられました。
これに対し、山口代表は強く反論しました。
公明党 山口代表
「特にLINEのやりとりなど、セクハラ行為など、口止めをしたとか、隠ぺいをしたとか、そういう報道がありますが、全くの事実無根であります。断固抗議したいと思います」
一方、北側副代表は、熊野議員と女性の仲介をしていたことは認めましたが、“セクハラ行為”については…
公明党 北側副代表
「セクハラのLINEのやりとりですか、そういうことは全く知りませんでした。今回の報道があって初めて知ったところ」
北側副代表は熊野議員に議員辞職を求める考えを示しましたが…
公明党 北側副代表
「いま本人が入院しております。面会謝絶の状況」
公明党によりますと、熊野議員の代理人弁護士は「女性が主張することは事実経過と明らかに異なる」などと説明。
「熊野議員は精神的に追い詰められた結果、入院、面会謝絶となった」と説明しています。