ハスを食い荒らす外来種「ミドリガメ」 観光名所の沼で捕獲作戦もワナには… 埼玉・川越市
外来種「アカミミガメ」が食い荒らしたハスを復活させるため、捕獲作戦が行われています。
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埼玉・川越市の伊佐沼は野鳥の撮影スポットとしても知られるほか、春には桜、夏にはハスの花が楽しめる観光名所です。しかし、かつては一面に広がっていたハスが、ほとんどなくなっています。
「全然咲いてないです。ここが一面なんですよ、ハスで」
「だいぶ変わっちゃいましたね。昔と全然イメージ違いますね」
「急になくなっちゃって。ハスくらいしかないから、ここらへんは」
このハスを食い荒らしているのがアカミミガメ、通称「ミドリガメ」です。「条件付特定外来生物」に指定されている厄介者です。
厄介者駆除のため、8月から開始したのが、「アカミミガメ捕獲作戦」です。ワナを仕掛け、時間をおいて引き揚げます。
「また、えさだよ、まったく」
ワナにカメはかかっていませんでした。別のワナにもカメの姿はありません。1週目は20匹以上捕獲できましたが、2週目以降は思うように捕獲できていません。
伊佐沼の蓮を咲かそう会 原田秀一会長
「昨日から改造しまして、甲羅干しをする性質を利用したワナなので、これに期待しています」
――微妙な角度などを調整?
伊佐沼の蓮を咲かそう会 原田秀一会長
「大改造」
ワナだけでなくえさも工夫しました。
伊佐沼の蓮を咲かそう会 原田秀一会長
「えさも色々変えたのですが、最初は魚肉ソーセージだったんですが、その後はチーズ入りかまぼこ。においが結構するみたいで、捕獲の実績がよかったんですけど」
日々、試行錯誤です。そして最後の仕掛け場所へ向かいました。
「お! 1匹! 間違いない、これがミシシッピアカミミガメ」
この日は小さなカメ1匹を捕獲できました。ハスの復活に向けて活動は続きます。