国内未承認中絶薬、個人輸入に注意呼びかけ
日本では承認されていない妊娠中絶薬をインターネットで個人輸入しようとしてトラブルが起きているとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。
錠剤など口から飲むタイプの妊娠中絶薬は、使用すると感染症などの健康被害を引き起こす恐れがあるとして、日本では、医薬品として承認されておらず、個人輸入も医師の処方が必要になるなど制限されている。
しかし、この妊娠中絶薬について、インターネット上に個人輸入代行をうたった日本語サイトがあり、実際に代金を振り込んだところ業者と連絡が取れなくなったなどの相談が国民生活センターに寄せられているという。
今のところ健康被害の報告はないが、医療機関を受診せずに購入や使用をすることは法律に触れる恐れもあることから、個人輸入は絶対にしないよう注意を呼びかけている。