大津いじめ自殺 生徒の父親が文科省に提言
滋賀・大津市で去年、中学2年の男子生徒がいじめを受けて自殺した問題で、父親(47)が11日、文科省を訪れ、いじめと自殺の撲滅について提言を行った。
「現場で、いじめという危険性をもっと把握をしてほしい。調査・研究というのをぜひ、地方でやるのではなく、文科省の方でしていただきたい」-自殺した男子生徒の父親は11日に文科省を訪れ、いじめが自殺に追いやる危険性をもっと調査・研究し、教諭の研修や子供の教育に生かしてほしいと要望した提言書を手渡した。
また、今回の問題で真相究明に役立ったのは生徒へのアンケートだったとして、自殺などが起きた場合、迅速に行えるよう事前の準備をするべきだと提言した。いじめ解決には、スクールカウンセラーよりも、責任を負う常勤の教員が役に立つとして、教員の増員なども要望している。