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JR函館線 改ざんデータの提出が判明

2014年7月25日 11:51

 去年、レール幅の検査データを改ざんしていたことが相次いで明らかになったJR北海道が、12年2月に起きた脱線事故についても、国土交通省の運輸安全委員会に対して改ざんしたデータを提出していたことが分かった。

 この事故は12年2月、北海道八雲町のJR八雲駅構内で乗客・乗員3人が乗った1両編成の列車が脱線したもの。事故原因について25日、運輸安全委員会は、除雪が不十分だったため脱線した可能性が高いとする調査結果をまとめた。

 また、運輸安全委員会によると、JR北海道は事故原因の調査の際、レール幅の検査数値を改ざんしたデータを提出していたという。去年9月に函館線で起きた貨物列車の脱線事故で、レールの検査数値が改ざんされていたことを受け、運輸安全委員会がJR北海道に再確認したところ、12年の事故でもデータが改ざんされていたことが発覚したという。正確な数値は、データが破棄されていて確認できなかったが、事故原因との関連はなかったとみられている。