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広島土砂災害から3か月…市長が被災地視察

2014年11月20日 16:19
広島土砂災害から3か月…市長が被災地視察

 74人が死亡した広島市の土砂災害から3か月となった20日、広島市の松井市長は被災地の復旧状況を視察した。

 土砂災害で大きな被害を受けた広島市安佐南区八木地区では20日朝、遺族が祈りをささげた。被災地を訪れた松井市長は、土石流への応急対策として県営住宅上流に設けられた鋼鉄製のワイヤネットを確認するなど、復旧の状況を確認した。また、壊滅的な被害を受けた緑井地区の墓苑(ぼえん)の管理者は「墓の所有者らが砂防ダムの早急な建設を望んでいる」と訴えた。

 国と県は31の砂防ダムを建設する計画だが、着工は来年春以降になる見通し。