いじめ対応で…小学校で児童の指紋採取
東京・立川市の小学校で教師がいじめの対応の一環として児童の指紋を採取していたことがわかった。
立川市教育委員会によると今月13日、東京・立川市の市立小学校で6年生のクラスの担任で30代の男性教師が、クラス全員の37人の児童から指紋を採取したという。
この2日前にクラスでは女子児童の靴の中に画びょうが入れられる問題があり、男性教師は児童から聞き取りを行う際に、いじめへの抑止効果を期待してインクを付けた人さし指を紙に押させる形で指紋を採取したという。
15日、保護者から校長に連絡があり発覚したということで、指紋が押された紙を廃棄した上で男性教師は児童全員に謝罪した。
教育委員会は、今回の行為は児童の人権を侵害する不適切な行為で再発防止に努めたいとしていて、学校は17日に保護者会を開き、あらためて謝罪と説明を行う予定。