野生のトキのヒナ、今季初の巣立ち 佐渡市
環境省は25日、新潟県佐渡市の野生下で生まれたトキのヒナについて、今シーズン初めて巣立ちを確認したと発表した。
巣立ちが確認されたトキのヒナは、3歳とみられる足輪のないオスと3歳のメスから生まれ、先月28日に初めて姿が確認されていた。
25日午前7時24分頃、環境省の職員が巣を観察したところ、ヒナが巣の近くの枝に両足でとまる様子が確認されたことから巣立ちをしたと判断した。ヒナの巣立ちが確認されたのは今シーズン初めて。
佐渡自然保護官事務所・広野行男首席自然保護官「2012年から、4年連続での巣立ちの成功ということで、ひとまずほっとしています」
佐渡の野生下ではこのほか8組のペアがヒナを育てている。